多国間主義失敗なら新「冷戦」へ、EUは主導的役割を=国連事務総長
[ベルリン 30日 ロイター] – 国連のグテレス事務総長は30日、多国間主義が失敗すれば世界は新たな「冷戦」に突入すると警告し、欧州連合(EU)に対し規則に基づいた世界的な秩序の保全に向け主導的な役割を果たすよう呼び掛けた。
グテレス事務総長はドイツのアーヘン市が1949年から毎年、欧州の統合に功績のあった人物に授与している「カール大帝賞」を受賞するために同市を訪問。28カ国で構成するEUは多国間主義の柱であるとし、「新たな冷戦を回避し、真の多国間主義的な秩序を確立させるには、『欧州合衆国』がその力強い柱として存在する必要がある」と述べた。
その上で、気候変動や移民・難民問題などへの対応で世界的な秩序の必要性がこれまでになく高まっている時に、国連を要とする世界秩序は国家主義と排他主義の台頭で脅威にさらされていると指摘。「あまりにも多くのことの有り難みを忘れてしまったことが苦い現実だ。人権が国家主権に押される事態となっている」とし、「欧州が失敗すれば、必然的に多国間主義、および世界も失敗する」と述べた。
関連記事
ブルームバーグは15日、匿名を条件に取材に応じた海事安全コンサルタント2人の証言として、イランが14日(木)に中国船主所有の船舶1隻を拿捕したと報じた。同船はこの海域で「洋上武器保管」業務を請け負う数少ない船舶の一つだという
ルビオ米国務長官は5月14日、台湾政策に変更はないと表明し、中共に対し、武力によっていわゆる「統一」を推し進めれば、それは「恐ろしい過ち」になると警告。ホルムズ海峡情勢について、危機の解決は北京自身の利益にもかなうとの見方を示した
ソロモン諸島議会は先週、不信任投票を実施し、マネレ前首相を罷免した。議会は15日朝、無記名投票で新首相を選出し、民主党党首のワレ氏が当選した。
トランプ大統領の今回の訪中に際し、中国共産党側は格式高いの歓迎体制を整えた。これに対し、10年前のオバマ元大統領訪中時の冷ややかな対応と比較する動きがネット上で広がっている
北京で開かれたトランプ氏歓迎の国宴で、元駐米大使らが集結する中、楊潔篪だけが欠席。秦剛不在は予想通りだったが、戦狼外交の象徴的人物の不在に中国のSNSでは「失脚か」「健康問題か」と憶測が広がっている