多国間主義失敗なら新「冷戦」へ、EUは主導的役割を=国連事務総長
[ベルリン 30日 ロイター] – 国連のグテレス事務総長は30日、多国間主義が失敗すれば世界は新たな「冷戦」に突入すると警告し、欧州連合(EU)に対し規則に基づいた世界的な秩序の保全に向け主導的な役割を果たすよう呼び掛けた。
グテレス事務総長はドイツのアーヘン市が1949年から毎年、欧州の統合に功績のあった人物に授与している「カール大帝賞」を受賞するために同市を訪問。28カ国で構成するEUは多国間主義の柱であるとし、「新たな冷戦を回避し、真の多国間主義的な秩序を確立させるには、『欧州合衆国』がその力強い柱として存在する必要がある」と述べた。
その上で、気候変動や移民・難民問題などへの対応で世界的な秩序の必要性がこれまでになく高まっている時に、国連を要とする世界秩序は国家主義と排他主義の台頭で脅威にさらされていると指摘。「あまりにも多くのことの有り難みを忘れてしまったことが苦い現実だ。人権が国家主権に押される事態となっている」とし、「欧州が失敗すれば、必然的に多国間主義、および世界も失敗する」と述べた。
関連記事
3月14日夜、ネパールにあるマンモハン技術学院は図書館や倉庫の整理に際し、『習近平 国政運営を語る』など数百冊を含む図書を焼却処分した。関連映像はSNSで拡散され、習近平の書籍を他の書籍とともに焼却する様子が映っていた。
21日、2026年の女子アジアカップ決勝で、日本代表は前半に挙げた得点を守りきり、僅差で勝利を収めた。3度目のアジアカップ優勝を果たした
イスラエルによるイラン国内の検問所への精密空爆が、長年市民を弾圧してきた政権側の支配力を揺るがしている。ドローンへの恐怖から治安部隊が逃走し、街頭の力関係が逆転する中、民衆蜂起への道が開かれつつある
米中経済・安全保障調査委員会は最近、ワシントンで公聴会を開いた。中共が中南米に綿密な支配網を築き、それが経済的圧力・軍事的プレゼンス・国際犯罪ネットワークを組み合わせた複雑な戦略へと進化させると警告
最大のイラン産原油の輸入国であり、湾岸地域への依存度も高い中国は、エネルギー供給のひっ迫に直面しており、その影響はエネルギー安全保障のみならず、経済全体の安定にも大きな打撃を与えている