香港議会、容疑者本土引き渡し条例巡り議員がもみ合い

[香港 11日 ロイター] – 香港の立法会(議会)で11日、中国本土への容疑者引き渡しを可能とする条例改正を巡って民主派議員と親中派議員がもみ合いとなり、1人が病院に搬送された。

議会は外国人を含む犯罪容疑者について、中国など身柄引き渡しに関する正式な合意がない国にも香港からの身柄の移送を認める条例改正を審議中。反対派は条例改正で人権や法的保護が損なわれると懸念している。

議会は、民主派と親中派が条例改正についてそれぞれ別の公聴会を開こうとしたことから紛糾。民主派は、議会で過半数を占める親中派が規定を破って自分たちの委員会を作り、法案を強硬に成立させようとしていると訴えている。

議場では複数の議員がテーブルに上り、罵り合いが起きて警備員が介入した。

香港では先に13万人が参加して条例改正に反対するデモが起きており、10日夜にも改正に反対して数千人が議会周辺に集まった。

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