台湾親中団体、「中国平和統一促進会」の張安樂会長(写真中央、青いベストを着ている)(陳柏州/大紀元)

台湾政府、「武力統一」主張の中国人学者を強制送還

台湾政府は11日、在米中国人社会学者・李毅氏の入国許可を取り消したうえ、12日、国外退去処分を科した。李氏は9日、台湾の親中団体「中国平和統一促進会」(以下、統促会)の招きで、講演を行うため台湾に入国した。同氏はかねてから台湾への武力統一を主張してきた。

統促会は13日、台中市で「2019年第1回平和統一融合発展フォーラム」を開催する予定。李毅氏は、「平和統一の見込みを持ちながら、台湾における1国2制度を模索する」という同フォーラムのテーマで、スピーチをするとみられた。

民進党関係者からの指摘を受けて、台湾内政部(省)移民署は11日、観光ビザで入国した同氏は政治関連の講演ができないという規定に基づき、同氏の入国許可を取り消し、同日中に出国するよう命じた。しかし、李氏が11日台湾から出国しなかったため、移民署職員は12日同氏を香港に強制送還した。

▶ 続きを読む
関連記事
米銀行大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの各最高経営責任者(CEO)は21日 […]
バイデン米大統領は18日、米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば米軍が防衛すると明言した。台湾 […]
米上院外交委員会は14日、台湾への関与を強化する「台湾政策法案」(Taiwan Policy Act)を賛成1 […]
台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)創業者の曹興誠(ロバート・ツァオ)氏(75)は1日、台湾軍と連携して活動で […]
台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会は16日、ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問や中国軍の軍事演習などに関 […]