朝鮮半島の非核化は複雑なプロセス=米朝会談で安倍首相

[東京 26日 ロイター] – 安倍晋三首相は26日の衆院総務委員会で、27日からベトナム・ハノイで開かれる第2回米朝首脳会談に関連し、非核化の進め方や朝鮮半島の平和をめぐり米国と緊密にすり合わせていると述べた。ただ、詳細は控えた。希望の井上一徳委員への答弁。半島の非核化は複雑なプロセスとも指摘した。

井上氏は、一部報道では朝鮮戦争の終結宣言の検討も取り沙汰されている米朝会談にどのように期待しているかを質問。安倍首相は「先般トランプ大統領と日米電話首脳会談を行ない、北朝鮮の核、ミサイル、そしてなにより重要な拉致問題の解決に向けて緊密に方針をすり合わせた」と述べた。

そして「朝鮮半島の完全な非核化に向けた検討は、例えば核弾頭、核物質、ウラン濃縮施設、弾道ミサイルおよびそれらの製造施設等の廃棄や検証のあり方など多くの要素を含む複雑なもの」と指摘。「その具体的な進め方や、朝鮮半島の平和と安全を巡る議論を含め、米国との間で緊密にすり合わせを行なっているが、この場で詳細は控えたい」とコメントした。

▶ 続きを読む
関連記事
米以による「エピック・フューリー作戦」が4週目に入り、専門家はイラン政権が実質的な崩壊状態にあると分析。反撃能力を喪失し指導部も機能不全に陥る中、核施設やミサイル網の完全排除に向けた戦局の行方が注目される
イランを巡る「三正面」の衝突と、緊迫する中東情勢を解説。イスラエル・米軍との軍事衝突に加え、エネルギー施設への攻撃で近隣諸国の忍耐も限界に近い。専門家は、イランの軍事力不足から地上戦は破滅を招くと警告する
ペルシャ湾の緊張が高まる中、イランの石油輸出拠点カーグ島に加え、ホルムズ海峡の戦略要衝である3島が注目されている
南アフリカ政府が、国内の鉄鋼産業を保護するために中国とタイ産の形鋼に対して高率のアンチダンピング関税を課した
トランプ政権がロシアとの関係改善を急ぐ真意とは。ウクライナ戦争終結の先にある、中ロ離間による「中国包囲網」の再構築と、米国第一主義に基づく新たな地政学戦略の実態に『Politico』の分析から迫る