(STR/AFP/Getty Images)

中国、景気悪化で労働者の抗議活動が急増=米メディア

経済成長が28年ぶりの低水準となった中国では、各地で労働者による賃金未払いを抗議するデモが増えている。景気鈍化により、労働者の生活が一段と厳しくなった。米紙ニューヨーク・タイムズが6日伝えた。

同報道によると、広東省深セン市にある電子製品メーカーの従業員が1月に抗議デモを行った。ある従業員は、工場側は総額3000ドル(約33万円)の賃金を支給していないと主張し、食糧などを買えず生活苦になっていると訴えた。

報道は、個人消費の低迷や米中貿易摩擦の未解決で、中国の景気悪化が一段と進んでいるとの見方を示した。これを背景に、中国各地で、労働者やタクシー運転手などが賃金未払い、待遇改善を求めるデモを展開した。中には給料を支払わなければ飛び降り自殺すると訴える建築労働者もいた。

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