世界遺産 白川郷合掌造り集落 〜2019年ライトアップ〜
富山県の五箇山と岐阜県の白川郷地方には小さな合掌造りの集落がある。文化遺産としての価値が高いことから、1995年12月9日にユネスコの世界遺産に登録された。合掌造りの建築がいつから受け継がれてきたのかは定かでないが、江戸末期には1800棟近くの合掌家屋があったと言われ、数万人が暮らしていたと考えられている。現存する合掌造りは、五箇山に34棟、白川郷に114棟あり、その一部は民俗館や資料館等として一般公開されている。白川郷は世界遺産登録後、急激に観光客が増加し、平成20年には年間の観光客数が登録前の約3倍である150万人を突破した。
山深い秘境の地に在るため、江戸時代から続く風景、田畑やあぜ道などの自然も、昔のまま残っている。これらの集落は、今もほとんどが住宅であり、ここで暮らす人々の伝統や温もりなど、全てが村人たちの手で大切に受け継がれてきた。
豪雪地帯の気候や生活に合わせて試行錯誤して作られた住居様式であり、高さ15m、5階建てのビルと同じ高さの建物もある。掌を合わせたような急勾配の大きな茅葺き屋根が「合掌」の由来。合掌造りの屋根は豪雪にも耐えられる強度を持っており、約45度から60度までの傾斜幅には少しでも雪が屋根から落ちるよう、また雪下ろしが楽にできるような工夫が施されている。広い屋根裏ではカイコ(蚕)を飼い、生糸(絹生糸)が人々の暮らしを支えてきた。
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