2016年1月、テルアビブで開かれたサイバー技術展示会で、イスラエルの宇宙開発企業IAIの説明に聞き入る、シンガポールからの華人ビジネスマン(記事にある企業、人物ではありません JACK GUEZ/AFP/Getty Images)

ニセ「商談」で外国企業機密を入手 契約間近で消える中国企業=イスラエルメディア

イスラエルで中国企業はビジネス交渉や協力関係の強化を名目に、同国企業が開示した企業機密を盗み出していると、同国メディアが報じた。世界第2のシリコンバレーとも例えられるイスラエル。近年、技術移転の強要や知的財産の盗用問題が露呈して、欧米への接近が難しくなった中国共産党政権は、この中東のハイテク先進国家に接近している。

中国政府は、先駆的技術を持つイスラエルへの投資を拡大してきた。英BBCによると、医療用レーザー技術で知られるアルマレーザー社、医療技術ルメニス社、画像認識開発コルティカ社を含め、多くの技術企業の株式を取得した。

ロイター通信によると、2016年の中国政府による対イスラエル投資は1615億米ドル(約17兆7千億円)に達する。中国のファーウェイ(華為)、レノボ(聯想)、シャオミ(小米)はイスラエルに研究開発センターを設置し、電子商取引大手アリババも大規模な投資を行っている。

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