米クルーズ船、来年中国市場撤退 「中国大媽」の大量食べ残しが原因か

米クルーズ大手ノルウェージャン・クルーズライン(NCL)はこのほど、中国人観光客専用の豪華客船ノルウェージャン・ジョイ号について、2019年4月に中国市場から撤退すると発表した。同船は2017年6月28日、上海港でデビューしたばかり。中国撤退について、同客船を利用した中国人ネットユーザーは、中国人利用客、特に中国「大媽」(中国の50代~60代の女性)の食べ過ぎとマナー問題が原因だと推測する。

NCLは声明で、戦略調整のためとして、「ノルウェージャン・ジョイ号」の中国市場撤退を示した。客船の外観が鳳凰や雲など中国風にデザインされ、中国向けにデザイン・建造された同船は、総トン数167,725トン、最大乗客定員4930人、客室数1925室。上海と天津を母港としていた。

船内の各施設名、注意書き、レストランのメニューは中国語と英語の両方で書かれているが、中国語のほうが大きく目立つ。船内放送も中国語で行う。レストランでは、中国人が日常食とする油条(揚げパン)や豆乳、麻辣スープなどが提供されている。

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