中国当局は9月初め、北京で開催された中国アフリカ協力フォーラム首脳会合において、アフリカ諸国に対して新たに600億ドル(約6兆7千億円)の経済支援を行うと発表した ( WANG ZHAO/AFP/Getty Images)

「反中記事が数時間で削除」アフリカでメディアの自己検閲進む=米コラムニスト

米ジャーナリストのアザッド・エッサ(AZAD ESSA)氏は9月中旬、米誌フォーリン・ポリシーへの寄稿で、アフリカで報道機関の自己検閲が進んでいると指摘した。

エッサ氏によると、同氏は9月初め、南アフリカで二番目に大きいメディア「インデペンデンス・メディア」が発行する新聞のコラムで、中国当局のウイグル人弾圧政策について評論記事を発表した。しかし、同記事は新聞の電子版に掲載された数時間後、担当者から記事の取り下げを伝えられた。さらに、同新聞社は翌日、「紙面のリニューアル」との理由でコラムそのものを廃止した。

エッサ氏は2016年9月から、週に一回コラム記事を執筆していた。中国の国有企業がインデペンデンス・メディアの株式20%を保有している。

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