アングル:築地市場、83年の歴史に幕 残る豊洲移転反対の声
[東京 9日 ロイター] – 東京・築地市場が6日、日本の食を支えてきた83年の歴史に幕を下ろした。移転先の豊洲市場は11日に開場する。ロイターは、移転直前の築地市場を取材し、そこで働く人々から移転に対する多くの不満の声を聞き、最後の築地市場の様子を写真と映像で記録した。
仲卸業者の1人、新井誉子氏(45)にとって、築地の最初の思い出は、迷路のように広がる魚市場で、夏休みに兄と遊んだことだ。そこで魚の仲卸業を家族で営み、サバやキハダマグロなどを売っていた。
新井氏を含む数百の仲卸業者は、5691億円をかけて新築された豊洲市場への移転に向け、気の進まないままに準備を進めていた。「今は複雑な気持ち。とにかく失うものが大きい。ここで育ったんですよ。築地を離れることによって、失われるものってすごくあると思う」と新井氏は話した。
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