孫毅さん。2016年、瀋陽市内で(作家・雲昭さんが大紀元に提供)

息をひそめ書いたSOSレター 「悪の巣窟」馬三家労働所から 手紙主が伝えたかったこと

一年前の中秋節、2017年10月1日。バリ島の病院で、法輪功学習者の孫毅さんが死亡した。残酷な拷問を加えることで悪名高い中国の収容所から窮状を伝え、世界に人道犯罪を暴露した、SOSレターの書き手だった。

孫毅さんは中国国営の石油企業勤務のエリートで、英語にも堪能だった。しかし、信条を理由に共産党当局から十数年間におよぶ拘束、収監、釈放、家族への嫌がらせが繰り返された。孫毅さんは中国国内の滞在は難しいと判断し、インドネシアへ亡命を試みた。現地生活に慣れるためにも現地の会話を学び、仕事を探していた。

住まいのあったジャカルタでは、中国公安当局者が接触していたとされ、不自然な急死には暗殺説も浮上している。バリ島の病院は、急性腎不全と診断した。家族や友人は、彼は腎臓を患っていないとして事件性を疑い、現地警察へ捜査を求めたが、この訴えは受理されていない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国外交部が高市首相について「日本首相」との肩書を外し、氏名のみで表記。呼称の変化について、矢板明夫氏は中国の政治宣伝でみられる手法と指摘
中国の製油業者が10月、香港とマカオ以外への石油製品輸出を停止したことが分かった。国内供給の確保が背景にあり、世界的な燃料供給の逼迫や価格上昇につながる可能性がある
米上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」を可決した。超党派の上下両院議員が声明を発表し、中国での強制臓器収奪をめぐる人権侵害の責任追及や制裁の必要性を訴えた
中国共産党による臓器収奪をめぐり、米上院が制裁を科す法案を全会一致で可決。成立すれば関与者への制裁も。中国における臓器収奪と同法案について知っておくべきこと
スターバックスが新疆ウイグル自治区のウルムチに初の2店舗を開設した。米下院の中国共産党特別委員会は、人権問題を理由に「衝撃的で道徳的に堕落した決定」と批判。人権団体からも懸念の声