ホーソン効果:努力するための秘訣は面談にあり
アメリカのシカゴ郊外にあるホーソン工場は電話交換機を生産する工場であった。そこには比較的整った娯楽施設や医療制度、年金制度が整備されていた。しかし、労働者たちは相変わらず不満が多く、生産状況はあまりよくなかった。
その後、心理学者はある実験を行った。それは二年間の間、専門家が労働者とマンツーマンで面談をすることだった。面談の時間では専門家が労働者の会社に対する意見と不満を一生懸命聞いた。この面談の実験は驚くほどの結果を得た。ホーソン工場の生産高が大幅に増加したのだ。
この実験と同様、子どもの学習や成長の過程において不満や困惑がつきものだ。しかし子どもはしばしばそれを言葉にできないことが多い。親としては、子どもと会話する時間をできるだけねん出することが大切だ。会話の中で、子どもが思い存分話せるよう気長に誘導し、子ども自身の生活や学習における問題を話させ、自分の親や学校、先生、同級生に対する不満を話させる。子どもはそれらを話すことですっきりすることができ、気分も楽になるはずだ。こうすることでより努力して学習を進めるようになり、今以上に自信を持って生活することができるようになる。
関連記事
運動が体に良いことは知っていても、脳への影響は意外と知られていません。実は、わずか数分の運動でも気分や集中力に変化が現れ、長く続ければ脳の老化対策にもつながる可能性があります
膝の変形性関節症の予防に、ヨーグルトやチーズが関係するかもしれません。日本の成人約1万人を11年間追った研究で見えてきた、発酵乳製品と膝の健康の意外な関係をご紹介します
実年齢は同じでも、脳や心臓の老化の進み方は人によって異なります。血液中のタンパク質から臓器ごとの「年齢」を推定し、症状が現れる前に病気のリスクを見つけようとする研究が進んでいます
「あのとき、違う選択をしていれば」と、昔の自分を責めていませんか。でも、あの頃の自分には、今ほどの経験も心の余裕もなかったはず。過去の後悔と向き合い、自分に少し優しくなるための言葉をお届けします
脳卒中やパーキンソン病の患者の体験を通して、回復に向き合う姿勢を考えます。体の緊張をゆるめる、一つの動きに集中する、小さな練習を続ける。中医学の臨床家が語る3つの工夫と、家族の支え方を紹介します