中国、アフリカ諸国に6.7兆円資金提供へ、約束不履行の過去も
中国北京では3日、経済連携の深化を目指す中国・アフリカ協力フォーラムが開幕した。習近平国家主席が、アフリカに今後600億ドル(約6兆6600億円)の金融支援を行うと表明した。一部の専門機関は、中国と協力関係を築くことで、アフリカ諸国が負債トラップに直面すると警告した。
国際通貨基金(IMF)が今年4月発表した調査報告書で、アフリカの低収入国家のうち、4割が借金地獄に陥っていると指摘した。
IMFは、2017末まで、チャド、エリトリア、モザンビーク、コンゴ、南スーダン、ジンバブエは「債務返済に苦しんでいる」状態で、一方で、ザンビアとエチオピアは負債増加による「高リスク」にさらされているとした。
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