中国古代の官吏物語
閉じこもって過ちを反省する
韓延寿は前漢杜陵(現在の陝西省西安市南)出身の人で、字(あざな)は長公です。漢の昭帝の時、彼は潁川郡、東郡の太守(郡の長官)を担当し、礼と義をもって庶民を教化するように主張しました。
一度、彼は高陵県へ民情調査に行った時、ちょうど2人の兄弟が畑の所有権をめぐって争い、訴訟を起こしたことに出逢いました。それを見た韓延寿は非常に悲しんで、「私が郡の長として、庶民をしっかり教化できていなかったため、このような肉親の争いが起き、郡の人たちに恥をさらした。このすべては私の過ちだった」と言い、彼は宿にこもって自らの過ちを反省しました。争いを起こした2人の兄弟はこのことを知って、とても恥ずかしくなり、2人は丸刈にし、上半身を裸にして、韓延寿のところに行って謝罪をし、再び争わないことを誓いました。
【明慧日本】
関連記事
AIが真偽を曖昧にする現代、孔子の「巧言令色」の警鐘を重ね、日本の職人技に宿る「人の時間と心」に注目。機械には決して偽造できない、手仕事が生み出す究極のリアリティと真の信頼(信)の本質に迫る一編
裸足で大地に触れるだけで、心身に変化が起こる? グラウンディングに期待される14の健康効果と、研究の現状、実践方法を紹介します
親がスマホに気を取られていると、子どもはどう感じるのでしょうか。研究が示す親子の絆への影響と、つながりを深める習慣を紹介します。
高血圧は認知症の危険因子ですが、虚弱な高齢者では異なる傾向も。約6千人の研究が示した、血圧と認知症リスクの意外な関係を紹介します
泥から名器へと生まれ変わる宋代磁器の製作過程を通して、人生の試練の意味を紐解く随想文。過酷な窯の烈火をくぐり抜けてこそ本物の輝きと気骨が宿るように、逆境こそが人を美しく磨き上げるのだと静かに語りかけます