日米通商協議で建設的議論したい、早期の成果重要=茂木経済財政相

[東京 7日 ロイター] – 茂木敏充経済財政相は7日の閣議後会見で、9日にワシントンで初会合を開く日米通商協議(FFR)について「日米両国がアジア太平洋地域の経済発展にいかに協力できるか建設的な議論をしたい。議論だけでなく早期の成果につながることが重要だ」と述べた。同時に「どのような内容になるか、具体的には現地で話すことになる」とした。

米国が二国間自由貿易協定(FTA)交渉を求める一方、日本側は米国が脱退した環太平洋連携協定(TPP)への復帰を求め、立場のすれ違いが鮮明となっているが、茂木経済財政相は「TPPが米国にとって、経済や雇用にもプラスになることを話したい」と強調。「日米貿易摩擦が高まった1980─90年代とかなり異なり、日本企業の現地生産、相互依存が進んでおり、ウィンウィンの関係構築について話したい」とした。

自民党のTPP等経済協定対策本部(本部長:森山裕国会対策委員長)が7月19日、TPPは幅広い市場に日本産農産物がアクセスできるようになる対価として関税引き下げを受け入れており、日米2国間交渉ではTPPと同水準への引き下げは認められないとの決議をまとめた。茂木氏は「申し入れを頂いた。そうしたものも踏まえ協議に臨む」とした。

▶ 続きを読む
関連記事
米財務省は、イランの航空会社27社やマーハーン航空を支援する仲介業者などを制裁対象に指定した。航空・物流網を通じた物資調達を阻止し、イランへの経済的圧力を強める
9月7日、タイ軍はタイとカンボジアの国境付近にある大規模な越境詐欺拠点を、各国のオブザーバーやメディア関係者に公開した。内部では、巧妙に隠された犯罪施設が確認され、国際的な関心を集めている
8日、韓国で開かれた「2026ソウル・ディフェンス・ダイアログ」で発言していたフィリピンのテオドロ国防相は、途中で中共側代表から突然渡された紙に目を通すと、その場で「少しは恥を知るべきだ」と述べた
近年、中国人がドローンを使って米軍基地に接近したり、飛行制限空域に侵入したりする事案が相次ぎ、米側は中国共産党(中共)による情報活動への警戒を強めている
香港初代行政長官の董建華が死去、89歳。親中派実業家・霍英東を介して江沢民と接点を持ち、政界へ。親中路線を推進し、香港のその後に大きな影響を及ぼした