南北、鉄道連結区間をチェック 制裁解除前の動きに「時期尚早」の見方
韓国統一省は20日、韓国と北朝鮮を結ぶ鉄道の再連結に向けた共同点検実施のため、韓国国土交通省の鉄道局長を代表とする15人が訪朝したと発表した。具体的な作業は対北制裁解除後とされているが、非核化の長期化が見込まれる中、南北の経済交流は時期尚早との見方がある。
南北をつなぐ鉄道は朝鮮戦争で分断した。黄晟圭・鉄道局長を団長とする一団は20日に日本海沿いの「東海線」を、24日に中ロに沿う黄海側の「京義線」の南北連結区間を、再連結のため現地点検する。
東海線は、中国大陸鉄道(TCR)と軍事境界線(MDL)につながる。京義線は、ロシアの横断鉄道(TSR)と軍事境界線(MDL)につながる。共同点検直後に南北共同研究調査団の実務会議が予定されている。現在ある北朝鮮の線路は、日本統治時代にそのほとんどが敷設(ふせつ)されたもの。
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