中国当局が派遣した研究員らが7月上旬、米フィラデルフィア市で開催された国際学術会議で法輪功について誹謗中傷を行おうとした。現地の法輪功愛好者らが会場の外で抗議活動を行った(良克霖/大紀元)

米の国際会議、法輪功を中傷する中国人学者を排除

米フィラデルフィア市在住の法輪功学習者は今月上旬、法輪功を誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)する報告が行われる国際会議で抗議活動を行った。その結果、報告はキャンセルされた。また、主催者の要請で法輪功愛好者は同会議で中国国内での迫害実態を紹介した。

同市では今月5~7日までカルト研究を行う国際組織ICSAの学術会議が行われた。会議には各国の精神医学の権威や心理学者、社会学者が出席した。中国科学院大学や中国人民公安大学、北京聯合大学から約10名の関係者が参加した。

7日の学術グループ発表会では、中国人研究員らが法輪功について誹謗中傷する講演を行う予定だった。法輪功愛好者と弁護士は主催側に対して、法輪功は米国で合法の宗教団体として国の法的保護を受けていると通知し、中国人出席者による講演は米の法律に違反していると抗議した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。