米輸入制限に懸念、WTO提訴「決まってないが検討」と麻生財務相

[ウィスラー/東京 1日 ロイター] – カナダ西部ウィスラーで開幕した主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席した麻生太郎財務相は、現地で記者団に対し、保護主義に傾く米国に懸念を表明した。世界貿易機関(WTO)への提訴については「今の段階で決まっていない。色々準備はしている」と述べ、今後検討を進める可能性に言及した。

麻生財務相は、米国が鉄鋼やアルミニウムの輸入制限を発動したことは「きわめて遺憾」との認識をあらためて示した。

その上で「一方的な保護主義的な措置による内向きな政策は、どの国の利益にもならない。自由で公正な貿易を通じ、世界経済の成長を高めることが重要」と強調。カナダがWTOへの提訴手続きを開始したことを踏まえ、日本も歩調を合わせるかは明言を避けたが、「流れをみてから検討する」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
多国間統合演習「バリアント・シールド2026」では、米陸軍が西太平洋地域に極超音速ミサイル「ダーク・イーグル」を展開していた
米情報機関の分析官が、イランによる中東地域のCIA施設への攻撃に、ロシアが関与した可能性について調査していると報じられた
米国とサウジアラビアが30年間にわたる民生用原子力協力協定に正式に署名した。同協定は同国のエネルギー転換にとって極めて重要視されている。その一方で中東地域全体で危険な核軍拡競争を引き起こすと懸念の声も上がる
米国務省は今月20日、キューバ政府が米国内の左派団体を支援するとともに、米政府中枢への浸透を図ってきたとする報告書を公表した。
欧州委員会は、中国EC大手の京東によるドイツ家電量販大手Ceconomy買収計画に異議告知書を送付した。外国補助によりEU市場の競争がゆがめられることが焦点となっている