米中貿易摩擦が高まるなか、中国当局内部でも意見が相違する2派がいる。(Photo by Spencer Platt/Getty Images)

習近平氏の市場開放宣言、「確実な実行が必要」=程暁農氏

中国の習近平国家主席は10日、ボアオ・アジア・フォーラムで講演を行い、外資企業の参入規制緩和・知的財産権保護の強化、自動車などの関税引き下げなどを表明した。米中貿易摩擦が勃発するなか、中国当局が態度を軟化させたと捉えられている。一方、在米経済専門家の程暁農氏は中国は過去にも市場開放を約束したが、実行したことがないと指摘し、確実に市場開放を行うかどうかを今後、見極める必要があると大紀元の取材に応じた。

中国当局は、1月のスイスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で今後、「国際社会の期待を上回る」市場開放を展開し、改革を強化していくと発言したばかり。

程暁農氏は、「対米貿易黒字」と「外国技術の強奪」が中国に今の経済発展をもたらしたとの見解を示した。

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