OPCW、神経剤襲撃事件巡りロシア提案の合同調査を否決

[ハーグ 4日 ロイター] – 3月に英国で元ロシア情報機関員らが神経剤で襲撃された事件を巡り、オランダ・ハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)は4日、ロシアが提案した同国も含めた合同調査の可否について採決を実施、反対15、賛成6で否決された。

OPCWはロシアの要請で執行理事会を臨時開催。3月4日に英南部ソールズベリーで起きた事件では、セルゲイ・スクリパリ氏とその娘が軍事級の神経剤で襲撃された。英国はロシアが関与したと断定し、多数のロシア外交官の国外追放を決定。米国など同盟各国も追随した。ロシアは関与を否定し、対抗措置として英外交官の追放を発表している。

執行理事会でロシアは、英国の要請を受けてOPCWが行っている独立調査に加われなかったことを理由に、新たな合同調査を提案。これについて英国は、責任逃れを狙った「邪悪な」試みでロシアによる情報隠匿の一環だと非難した。

▶ 続きを読む
関連記事
米イランの緊張が続くなか、イランのアラグチ外相は「イスラエル軍がレバノンから撤退しない限り戦争は終わらない」と主張。水面下で米イラン間の間接交渉が続くなか、停戦をめぐる駆け引きが激化している
中国共産党(中共)党首習近平が来週、北朝鮮を訪問する。専門家は訪朝の意図を分析し、米朝間の有効な仲介は困難であり、むしろロシアと北朝鮮への影響力をめぐる争いが主眼だと指摘している。ただ中朝両国はもともと同床異夢の関係にある
なぜ海軍ではなく海警なのか。台湾東方海域での巡航には、低コストで圧力をかける中共の新たな対台戦略が透けて見える
フィリピンのテオドロ国防省は中共の制裁に対し、「中国に資産はなく、行く予定もない」と述べた。さらに、中国の人々は友好的だとしながらも、そうした良さは「威圧的な政府体制」によって損なわれていると批判した
台湾は中共の軍事的脅威に対応するため、反艦ミサイルの配備を急ぐ。2029年初めには保有数は1800発超となる見通しだ