都内の公園で花見する市民ら。写真は2017年4月に撮影されたもの。(BEHROUZ MEHRI/AFP/Getty Images)

間も無く花見シーズン、中国から60万人が訪日の予想

中国大手オンライン旅行会社のシートリップ(Ctrip)が9日、花見シーズンの観光客の動向についてレポートを発表した。今年のシーズン中に60万の中国人が訪日すると予測されている。

それによると、花見目的の旅行先では日本がトップとなっている。3月以降、シートリップのアプリで「日本、花見、桜」などのキーワードを検索したユーザーの数が前年比300%増となった。

同レポートによると、3月下旬から4月下旬までに、訪日中国人観光客は60万人に達する見込み。滞日中、消費総額が80億元(1347億円)に上ると予想されている。

人気ツアートップ10の上位3位はいずれも日本の花見ツアー。最も人気があるのは5泊6日の大阪、京都、箱根、東京をめぐるツアーだ。

今年のツアー価格が例年と比べて、5ー10%安くなったことが訪日客の増加を後押ししたとシートリップの関係者は分析する。

日本のほか、オランダのチューリップ鑑賞、米ワシントンDCの花見、フランスのラベンダー鑑賞などのツアーも人気だという。

日本観光庁の発表によると、昨年の訪日中国人観光客は前年比15%増の735万人となった。一人当たりの消費額が1・34万元(約22・6万円)花見シーズンの3月と4月で、単月の訪日の中国人客は50万人を超えていた。

(翻訳編集・李沐恩)

関連記事
最近、広東省珠海市で深刻な人身事故が発生し、中国国内外で大きな関心を集めている。当局は、民衆が捧げた追悼の花束 […]
中国の銀行員がオフィスで首吊り(未遂)。中国の銀行がいつ破綻してもおかしくない?
驚かないで。「あの」中国にも、自分たちが作った「新聞賞」たるものがある。
「恋愛するのはまだ早い!」とビンタされ、携帯を没収された中国の15歳少年が河で溺死。「恋愛すると勉強がおろそかになるから」と親が叱ったというが、その通りかもしれない。しかし、勉強が疎かになることも、勉強のはず。親が狭量であればその子もまた、狭量になるのでは? 体罰を与える親も教師も教育に向いていないということだ。自分の人生を振り返り、反省するのが先だったはず。初恋が大事な事は自由世界だけなのか?
中国で「社会報復事件」再発防止策、「失うもんない」人を重点監視?