北京冬季五輪
雪のない山、半干ばつ地区…どうやって北京で冬季五輪を開催?IOCが心配
フィギュアの羽生結弦選手、スピードスケートの高木那奈・美帆姉妹、小平奈緒選手の活躍が華々しく、過去最多メダル数を記録した韓国平昌オリンピックが閉幕した。関係者はすでに次なる北京大会に目を向けているはず。開催地・北京の環境が気になるところだが、国際オリンピック委員会(IOC)は、周辺の河北地域は降雪量がわずかで、さらに半干ばつ地域であるとして、競技環境を懸念している。
IOCは2015年8月31日、クアラルンプールで開いた総会で、2022年冬季オリンピック開催地を中国・北京に決定したと発表した。北京は2008年の夏季五輪開催地でもあり、夏冬両大会が同一都市で開催されるのはオリンピック史上初めて。五輪は2018年平昌オリンピック(韓国)、2020年東京オリンピック(日本)に続き、3大会連続で東アジアでの開催となる。
しかし、2008年北京夏季大会の開催は、「平和の祭典」との五輪憲章に背くとして、中国共産党による弾圧を受けるチベット、ウイグル、信仰団体や民主活動家、人権擁護の各団体や個人が抗議し、開催の反対を呼びかけた。チベットのダライ・ラマ13世と親交のあるアメリカの俳優のリチャード・ギアも映画の記者会見で、北京五輪のボイコットを訴えた。
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