203基の雪氷像がお出迎え 第69回さっぽろ雪まつり開催へ
冬の祭典の華、「さっぽろ雪まつり」が、今年も2月5日(月)~12日(月・祝)の期間で開催される。(つどーむ会場では2月1日~12日)
「さっぽろ雪まつり」は、迫力ある大雪像やオリジナリティあふれる氷像、雪と触れあえるアトラクションなど様々な形で札幌の雪を感じることができる雪と氷の祭典。今年も「大通会場」「つどーむ会場」「すすきの会場」の3つの会場で203基の雪氷像が設置される。
中でも「大通会場」8丁目の「雪のHTB広場」に展示される「奈良・薬師寺 大講堂」は、南都七大寺の一つに数えられる「薬師寺」にある「講堂」を「アイスブロック工法」と言われる独自の技術で精細な箇所まで忠実に再現する。制作は延べ3,800人の自衛隊員を中心に1月7日から2月3日まで、28日間かけて制作という力作だ。
さっぽろ雪まつりのファンタジスタ「第一雪像制作部隊」が長年の経験と匠の技術を駆使した「ファイナルファンタジーXIV “白銀の決戦”」の出来上がりにも期待が膨らむ。
その他「大通会場」では大雪像だけでなく大氷像も2基、氷の透明な美しさが幻想的な世界を作り上げる。
またさっぽろ雪まつりといえば「市民雪像」。ユーモラスな作品や、時代を反映した様々な雪像など、市民グループが厳寒の中制作している。「市民雪像人気投票」も行われ今回が4回目となる。お気に入りの雪像に投票してみてはいかがだろう。
「すすきの会場」では大通り会場と違って氷像の展示となる。氷像に触れたり、乗ったりなどのふれあい広場、イルミネーションロードのほか、撮影スポットも豊富。
「大通会場」「すすきの会場」の氷雪像は、夜のライトアップされると幻想性が増し美しくなる。その上、最近はライトアップされた雪像に映像を映し出すプロジェクションマッピングが人気で、今年は大雪像「ファイナルファンタジーXIV “白銀の決戦”」で行われる予定だ。また札幌大通公園のシンボル「札幌テレビ塔」から見るライトアップされた雪まつり会場の景色は美しく必見。ライトアップは22時までとなっている。
「つどーむ会場」では100mもある巨大な雪のチューブスライダーやラフティングボートをスノーモービルで引っ張り、雪原を滑走するエコフィール スノーラフトなど雪のアトラクションが豊富だ。また北海道ならではの海産物、ラーメンなどの食を満喫できるおいしいグルメコーナーも用意され、家族連れで子供から大人まで楽しめる。
(大道修)