ベトナムでも都市部と農村の格差が大きな問題となっている。写真は水田を耕すベトナムの農民(Photo credit should read HOANG DINH NAM/AFP/Getty Images)

ベトナムが中国式戸籍制度を廃止 民主主義への歩み寄りか

ベトナム政府はこのほど、中国に倣って(ならって)40数年前から導入した戸籍制度の撤廃を発表した。同国政府は近年選挙改革を行うなど、民主主義に歩み寄る動きを見せている。

ベトナムは中国と同じく共産党一党独裁体制をとっている。同国が1975年から導入した戸籍制度、国民を階層化し、束縛抑圧するものであるとして従来から不評だった。2013年、ベトナム政府は戸籍改革を宣言し、今回の撤廃に至った。

さらに同国は2006年から国民直接投票で国会議員を選ぶ選挙制度を導入し、メディア統制を緩和させるなど、民主主義に歩み寄る動きを見せている。

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