反腐敗立役者の王岐山氏が頻繁に露出、19大の留任が決定か?
習近平政権第二期目がスタートする第19回党大会の開催まであと残り40日。次期最高指導部のメンバー構成をめぐって憶測が飛び交っている。なかでも反腐敗運動の立役者、現政治局常務委員で中央紀律委員会書記(中紀委)の王岐山氏の留任は大きな焦点となっている。6月から、同氏のスキャンダルが海外メディアに報じられ、留任が絶望的との観測が出ている。デマを打ち消すためか、ここ最近、政府メディアは同氏の動きを大きく取り扱っている。
各報道によると、王氏は3~5日まで、湖南省紀律検査委員会や国有大手企業などを視察した。6日に、王氏とその親族ら、最高指導部メンバーの半数が、王氏の義理の父である故・国務院副総理姚依林氏生誕100周年記念イベントに出席した。王氏の夫人は姚依林氏の次女に当たる。また8日に、中国国営中央テレビ(CCTV)は「全国紀律検査機関表彰大会」に出席した王氏の様子を報道。
特に姚依林氏生誕100周年記念イベントに、最高指導部メンバーの李克強、劉雲山、王岐山、張高麗など各氏のほか、中央政治局委員の趙樂際、栗戰書両氏、国務委員兼国務院秘書長の楊晶氏などそうそうたるメンバーが出席した。
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