中国当局が取引所閉鎖を計画しているとの報道を受け、主要仮想通貨のビットコイン相場は8日夜、短時間内に急落した。(PETER PARKS/AFP/Getty Images)

中国当局、仮想通貨市場を規制強化 取引所を閉鎖へ

中国金融監査当局が主要ビットコイン取引所閉鎖を計画しているとの報道を受け、主要仮想通貨のビットコイン相場は8日夜、短時間内に急落し、一時下げ幅19%を記録した。米国や日本のビットコイン市場も、売り注文が集中して、相場が一時急激に下がった。  

中国メディア「財新網」(8日付)によると、金融監督当局は国内にある仮想通貨取引所を閉鎖する方針を決定し、北京時間8日午後5時半からすべての仮想通貨の取引を一時停止すると命じた。

同報道によると、当局はビットコインなどの仮想通貨の実用性がないうえ、違法な金融活動の温床になっていると批判した。ビットコイン取引によるマネーロンダリングを通じて、莫大な資金が海外に流出していることに警戒しているとみられる。「取引所の閉鎖は、人民元との両替ルートを断つため」としている。

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