中国当局、半年で幹部21万人を処分
中国共産党中央紀律検査委員会(中紀委)20日の発表によると、今年上半期で閣僚‧省長級38人を含む21万人は規律違反で処分された。
そのほか、局長級1000人超と末端組織の幹部20万人が処分を受けた。さらに、この半年で52万件の汚職事件について調査した。
7月に入ってから、前重慶市委書記の孫政才、前甘粛省省委書記の王三運など大物政治家は相次ぎ失脚した。現職の中央政治局委員でもある孫政才の失脚は中国の政局に大きな衝撃を与えた。
江沢民前主席の「執政十年、院政十年」の間、途方もない汚職が蔓延していた。腐敗治国」の策を施し、甘い汁を吸った幹部は自身に忠心を誓うと狙っていた、と言われている。そのため、これまで処分された高官はほとんど江沢民派のメンバーだ。
習近平氏は2012年共産党第18回大会で最高指導者に就任してから、政界、軍隊と金融界で「トラもハエも叩く」と反腐敗運動を推進してきた。最高指導部メンバーだった周永康も2015年に収賄などの罪で無期懲役の判決を言い渡され、「刑は最高指導部に及ばない」というこれまでの共産党の掟を破った。
(翻訳編集・高遠)
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