テンセントは反腐敗ターゲットか
分析:人民日報、なぜ「愚民化政策」にメリットとなるゲーム依存を猛批判?
中国共産党機関紙「人民日報」はこのほど、国内ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント、以下は騰訊)が提供するスマートフォン向けゲーム「王者栄耀」が、社会的な悪影響を与えたとして猛烈に批判した。この影響で、4日の香港株式市場では、同社株価は前営業日比で一時5%安となった。
専門家は、当局の国内大手企業に対する痛烈な批判は異例で、同社の管理層が党内派閥闘争に関わり、今後、習近平当局の反腐敗対象になる可能性が高いと推測した。
人民日報は3日と4日、2日間連続で評論記事を掲載して騰訊を批判した。週明け月曜日の香港株式市場では、騰訊株価終値は前営業日比4.13%安の269.20香港ドルを付けた。株価の急落で、同社の時価総額が1099億香港ドルが消えた。騰訊を含む主要50銘柄で構成される香港ハンセン指数終値も、騰訊株価の急落で、前営業日比1.53%安の25389.01ポイントとなった。
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