明朝滅亡の再来か (Getty Images)

国営メディアに「明朝滅亡の危機」掲載 共産党滅亡のシグナルか

中国国営メディアに非常に意味深な記事が掲載された。「明朝が滅亡の危機にさらされているというのに、兵士は無給、皇族高官は財布の紐を緩めない。朝廷の文武百官は、そろいもそろって無能を装い、ついに偉大なる明朝が滅亡を迎えた」といった内容だが、国営メディアがこの種の報道をすること自体、極めて異例のことだ。だがこれより前にも、当局の指導者層から幾度となく「腐敗による党の滅亡」の警告が発せられている。

5月7日、人民日報海外ネット版の微信(ウィーチャット)のユーザー「侠客島」が「学習時報」に掲載されている一文を転載した。タイトルは「偉大なる明朝が滅亡の危機にある。しかし官僚たちは無能を装っている」。「学習時報」とは各級の党幹部や知識人を対象として国内外に公開発行されている全党で唯一の学習専門紙。

「偉大なる明朝が滅亡の危機にある。しかし官僚たちは無能を装っている」

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