米中関係からみる世界

パリ協定支持する中国 グリーンビジネス拡大の策

米国は1960年代から環境保護に対して重視し始めた。成熟した市場メカニズムや発達した資本市場と環境保護の法的整備の完全化に基づいて、米国では他の国と比べてより完備した環境保護投入メカニズムが形成された。

都市や国家の統計を比較する世界最大のオンライン・データベース「Numbeo」によると、2017年世界115カ国大気汚染指数ランキング(Pollution Index for Country 2017)では、中国はランキング中の6位で88.96、インドは26位の76.53であるいっぽう、米国は97位の31.19。これは、エネルギー消費大国でもある米国の環境保護への重視さと投入を反映した。

パリ協定の下で、米国は毎年余分に750億ドルを拠出し、多くの産業の生産活動も制限されるため、最終的に米国のエネルギーコストが上昇する。これによって、産業や正常な経済成長にも打撃を与え、結果的に米国経済が大幅に落ち込むだろう。さらに、経済が低迷すると国内の環境汚染問題、ないし国際社会の環境問題にも対応できなくなる恐れがあるとされる。

▶ 続きを読む
関連記事
米国とオーストラリアが共同開発する極超音速巡航ミサイルHACMが初の試験投下を実施。スクラムジェットの仕組みや開発遅延、コスト、中共のA2/AD戦略への対抗手段としての役割を解説する
一人の人間は、どこまで豊かになってよいのか。マスク氏の巨万の富をめぐる議論は、資産の額だけでは答えられない。肝要なのは、その富がどのように生み出されたかという視点だ
ラテンアメリカで進む右傾化。ブラジルをはじめ各国で右派が勢いを増し、左派政権への逆風が広がっている。中南米の政治地図を塗り替えつつある潮流の背景とは
中国による米国債売却は「ドル離れ」を意味しない。真の狙いはドル資産の多様化や対米交渉における揺さぶりの誇示に過ぎず、海外経由の保有や国際的なドル支配の実態を見れば、人民元の台頭論は虚構であると暴く
便利さに流されがちな現代で、私たちはお金を通して何を生かし続けたいのか。人里離れた牧場でレストランを営む著者が、中央集権的な仕組みに対抗し、個人の消費選択が地域や未来を形づくる意義を問いかける論評