マクロン大統領とオランド元大統領はエリゼ宮殿で握手を交わした。(Thierry Chesnot/Getty Images)

フランス大統領マカロン氏就任 閣僚人事は近日中に明らかになる見通し

フランス大統領エマニュエル・マクロン氏の就任式が14日、厳粛な雰囲気のなか、行われた。38歳、フランス史上最年少の大統領が誕生した。マクロン氏は就任演説で、選挙によって引き裂かれたフランス社会をまとめ、更に自信にあふれた強いフランスを作っていくと話した。閣僚人事は近日中に明らかになる見通しだ。

1週間前に66%の得票率で大統領に当選したマクロン氏は、エリゼ宮殿(大統領府)でオランド前大統領と私的な会談を行った。その後、来賓とともに就任式典に臨み、第25代フランス大統領に就任した。オランド氏は別れを告げ、民衆の拍手の中でエリゼ宮殿を後にした。

ブリジット夫人はルイ・ヴィトンの青いスーツをまとい、大統領より少し前にヴェルサイユ宮殿に到着した。今年64歳になるブリジット夫人はフランス史上最高齢のファーストレディーだ。記念撮影を終えた後、大統領夫妻は凱旋門で戦没者の墓に献花した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の盧沙野・駐フランス大使は3日、仏メディア「BFMTV」の番組に出演した際、米国のペロシ下院議長の台湾訪問 […]
フランスの放射能測定調査民間機関、クリラッド(CRIIRAD、放射能調査情報提供独立委員会)はこのほど、昨年中国広東省にある台山原子力発電所で起きた放射性物質漏えいについて、仏電力会社(EDF)に説明するよう求めた。
仏誌「シャランジュ(Challenges)」電子版15日によると、同国の財務監察総監(IGF)は今年初め、秘密防衛報告書を政府に提出し、中国などの外国勢力がフランス高等教育機関に浸透工作を図っていると警鐘を鳴らした。
2月4日に開幕する北京冬季オリンピックについて、仏誌「ル・ポワン」は「史上もっとも白けている冬季五輪」と形容した。
フランス下院は20日、中国共産党による新疆ウイグル自治区の少数民族に対する反人道罪を非難する決議案を賛成多数で採決した。議案はウイグル人への大量虐殺を公式に議会が認めると記し、政府に対して対中外交措置をとるよう求めた。