フランス・マクロン氏の当選でドル円一時113円台、日経平均年来初高値更新。5月8日朝の株価表示する電子スクリーン(TORU YAMANAKA/AFP/Getty Images)
仏大統領選

フランス・マクロン氏の当選でドル円一時113円台、日経平均年来初高値更新

世界に注目されたフランス大統領選の決選投票で、親欧州連合(EU)のマクロン氏当選確実を受けて、円相場は下落した。

時差の関係で8日朝のオセアニアの外国為替市場では、フランスがEU離脱の危機から脱したとの投資家の安心感から、ドルとユーロへの買い注文が集中し、円相場は一時、円安ドル高の1ドル=113円13銭になった。先週末のドル円は1ドル=112円台後半だった。

ユーロに対して一時、円安ユーロ高の1ユーロ=124円59銭をつけた。

一方、東京株式市場では、円安やフランス大統領選結果に好感して、主要株価指数の日経平均株価は前営業日比263円31高の1万9709円01銭で取引を始めた。3月13日に付けた年初以降高値の1万9633円を上回った。9時47分現在は、前営業日比289円86銭高の1万9735円86銭で取引をしている。

(文・張哲)

 

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。