4月23日「世界 本の日」
ランドセル募集 識字率と教育向上のためアフガンへ=国際NGO
世界で最も識字率が低い国のひとつであるアフガニスタンの子どもたちへ、国際協力NGOが、日本全国よりランドセルを募集している。
1995年、パリで開かれたユネスコ総会で、4月23日は「世界 本の日」が制定された。文豪シェークスピアの命日にちなんでいる。この日は、世界各地で本に関連するイベント等が行われる一方、本を読むための識字能力(識字率)が低い国も数多く存在する。
ユネスコの統計によると、アフガニスタンでは、特に女性の識字率が低く、世界ワースト3位となっている。その背景には、旧タリバン政権時代に女性教員の就労や女子への教育が原則禁止されたこと、断続的な内戦による教育基盤の破壊、貧困による子どもたちの労働、女子の早婚といった背景が原因と考えられている。
途上国の女性と妊産婦を支援する国際協力NGOのジョイセフ(東京都新宿区)は2004年から、 日本全国から使い終えたランドセルを募り、アフガニスタンの子どもたちへおくる企画「想い出のランドセルギフト」を実行している。同組織は、特に女子の就学支援や識字力向上のために、ランドセルや文具を現地に寄贈する国際支援活動を行っている。
ジョイセフによると、現地では特徴的な形・色のかばんと見なされるランドセルは、学校に通う子」の視覚的象徴となり、子や親に就学意識を持たせることができるという。同組織はプレスリリースで、「日本のランドセルは、アフガニスタンの子どもたちの人生に大きなチャンスを与える道具となる」と呼びかける。
14年目にあたる今年も、同企画を続ける。5月31日まで。問合わせ先は、国際協力NGOジョイセフ:市民社会連携グループ、電話:03-3268-5875 Email: info@joicfp.or.jp
(編集・甲斐 天海)
関連記事
日本でも人気の中華料理・刀削面はもともと山西省の一般家庭の主食でした。太くもちもちの面にパンチの効いたつけ汁を絡めて食べるのも最高ですが、料理人の手慣れた包丁さばきを鑑賞することもこの料理ならではの醍醐味と言えるでしょう。実は刀削面の調理法は歴史と深い関わりがあり、知られざる誕生秘話がそこにはあります。
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]