中国、法輪功愛好者 無罪釈放事例が増加

中国当局から弾圧を受けている気功団体、法輪功の愛好者はこのほど、当局に無罪釈放された事例が増えた。背景には、愛好者らが18年間にわたって迫害を国内外で訴えてきたほか、習近平政権が公安局、法院(裁判所)、検察院を管轄する政法当局幹部に対して、汚職腐敗、職権乱用などに厳しく取り締まることと大きく関係する。

法輪功愛好者迫害情報サイト「明慧網」の統計によると、2月の16人に続き、3月に少なくとも18人が各地の裁判所や検察院や公安局に解放された。2016年には7件の事例にとどまったが、今年に入ってから解放された愛好者の数が拡大した。

中国の憲法第36条では「信仰の自由」を明記している。迫害を主導した党内江沢民派閥が愛好者に対して、拷問や不法懲役のほかに、生体臓器摘出と残酷極まりない行為が報じられた。

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