韓国のソウル市中区明洞に位置するロッテグループ本部。(全景林/大紀元)
悪化する中韓関係

「禁韓令」が拡大? 中国当局、韓国ロッテ系列店舗・工場を調査

韓国メディアによると、当局は11月29日から、上海市にあるロッテ中国本部や、各都市にあるロッテ百貨店、ロッテマートの店舗と、ロッテ製菓とロッテ化学の工場、計150か所を対象に抜き打ち検査を行った。ロッテが中国進出を果たして以来、当局の全面的な調査を受けたのは今回がはじめて。

ロッテは11月16日、韓国国防省との間で、THAADの配備用地として、同国南東部の星州郡にあるロッテが所有する「ロッテスカイヒル星州カントリークラブ」のゴルフ場を提供することで合意した。

もともと中国当局は、今年7月上旬、韓国と米国が発表した、朝鮮半島有事を想定して在韓米軍にTHAADを配備するという決定に対して、強く反発していた。それはTHAADのもつ早期警戒レーダー探知機能により、中国軍が配備している弾道ミサイルの場所や発射情報が探知されることが原因だとみられている。

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中国の伝統文化を舞台芸術の形で再現するという神韻芸術団(本拠・ニューヨーク)のソウル公演は、5月はじめに開催される予定だが、韓国の主催者は2日の記者会見で、会場を提供する韓国放送公社(KBS)がこのほど契約を一方的に解消したことを明らかにし、公演を反対する中国政府がKBSに圧力をかけたためと主張している。
在韓米軍への高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD」配備が決定したことに対し、不快感を示す中国が次々と制裁措置に乗り出した。その1つが、中国国内から韓流スターの芸能活動を締め出すというものだ。
9月21日、米軍は二機のB-1B「ランサー」戦略爆撃機を韓国に配属した。米軍はアメリカの軍事力と韓国との同盟関係をアピールするとともに、北朝鮮の不穏な動きに対し抑止力を効かせる狙いだ。
香港紙「東方日報」は10月31日、河北省で先日行われた販売会に韓国IT大手サムスンが参加し、売上向上のために韓国役員が中国現地職員を率いて集団で土下座したと報じた。写真ではサムスン社員が集団で土下座し、頭をもっと下げるようにと従業員の頭を押す役員の姿も見られた。「東方日報」によると情報の提供者はサムスンの製品「Note7」の爆発による被害者だ。