デンマーク=「世界で最も幸せな国」と呼ばれるのはなぜ?
貧困者がいない、大同思想(孔子が描いた至公無私の平和な社会)の「老年の者は安心してその生を終え、壮年の者はその才能に従って尽力し、幼年の者は健やかにその成長を遂げる」という考えが、なんとこの雪国、デンマークで実現した。これは全世界で最も幸せで完璧な国家と言えるだろう。
デンマークの第二の都市であるオーフスの街道の、花屋の露店には主人がいない。お客さんは花の値段に応じて空の植木鉢にお金を置いていく。このような無人販売は信頼関係のある社会でしか続けることはできない。この国では社会的地位や富裕の有無に関わらず、人は同様に尊重される。デンマークは皇室でさえ簡素な生活をし、女王は自分で市場に行き買い物までしている。
統計専門サイトActuality.comによると、2014年度デンマーク国民1人当たりの所得(GNI per capita)は61310米ドル(約720万円)と裕福であることが分かる。(同年の各国の国民平均所得:アメリカ5.52万ドル(約650万円)、日本4.2万ドル(約490万円)、韓国2.70万ドル(約310万円)、中国7400ドル(約87万円)。また2006年7月にイギリスのレスター大学の社会心理学者ホワイト教授が世界幸福地図(World Map of Happiness)を作成したところ、178カ国中デンマークは1位であった。(ちなみに、日本は90位)
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