中国農業銀行NY支店 資金洗浄対策に「重大な違反」=米FRB
米国連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)は27日、中国農業銀行ニューヨーク支店のマネーロンダリング(資金洗浄)防止対策に「重大な違反」があるとして、同行に対して米国法令順守の強化およびリスク管理面の改善を要請した。
米VOAによると、FRBは同行に対して、60日以内に米国財務省外国資産管理局(OFAC)の規制を全面的に順守する方案の提出を求めた。
中国農業銀行は中国4大国有銀行の1つで、2012年5月米金融当局の批准を得て同年8月にニューヨーク支店を設立した。
今年5月ニューヨーク・マンハッタン連邦地裁は同銀行ニューヨーク支店の元最高法令順守責任者(CCO)、ナターシャ・タフト氏の訴訟を再開した。タフト氏は同氏がFRBのニューヨーク連邦準備銀行に対して、農業銀行の反マネーロンダリング対策に規制違反の可能性を通告した後に不当解雇されたと主張している。
(翻訳編集・張哲)
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。