中国張家界ガラス橋、営業開始13日後に一時閉鎖
8月20日の営業開始から13日しか経ていない中国湖南省張家界大峡谷のガラス橋について、管理当局である張家界大峡谷景区は2日、国内外観光客への開放を一時停止すると発表した。再開時期についての言及はなかった。
同管理当局が公式微博アカウントで発表した声明によると、ガラス橋を含む観光地区全体のシステム改善と更新が必要になったことが一時封鎖の理由で、橋には破損や亀裂はないとのことだ。入場チケットを予約した団体ツアー観光客に対しては、5日までに時間を分散して開放するとの措置をとった。
一方、管理当局担当者は米CNNに対して、予想以上の来訪客数に「参ってしまった」と口にし、ガラス橋の来訪客数は毎日8000人に限定しているが、世界各国からの観光客殺到のため、実際の需要はこの10倍以上だと説明した。
2つの山の間に建てられた同橋は長さ430メートル、幅6メートル、谷の底からの高さは300メートル。世界最長、世界で最も高いガラス橋だ。橋全体への負担を考慮した結果、一度に橋の上に立てれる人数は最大600人だという。当局は橋の強度と安全性を証明するため、今年6月英BBC放送の記者を招待し、記者に橋で使われているガラスをハンマーで打たせた。結果的に、3層構造のガラスの第1層が割れたが、第2と第3層は割れなかった。
昨年10月、河南省雲台山の標高1080メートルにあるガラス空中散歩道は開放されてから10日間後に、観光客がステンレス製コップを落とした際にガラスに亀裂が入り、現場にいた他の観光客がパニックに陥った出来事があった。国内ネットユーザーの間では、今回張家界ガラス橋の一時閉鎖も安全的に問題があったのではないかとの見方が広がっている。
(翻訳編集・張哲)
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