法輪功迫害
18年離れ離れの父娘、中国税関でパスポート切り刻まれ 父出国できず
中国系アメリカ人の女性が米国人の夫ともに、中国国内で迫害される法輪功学習者の父親を渡米させようとしたが、税関で、父親のパスポートが「無効」となり破棄されたため、出国できなかった。中国滞在中は数十人の警官から監視、尾行が続き、行動を抑制されつづけていたという。
米国籍で北京出身の王暁丹さんと米国人の夫・ジェフさんは7月下旬、父親の王治文さんを渡米させようと、北京にわたった。2人は、8月9日に到着した米国のニューアーク国際空港でメディアの取材に応じ、状況を説明した。
王暁丹さんによると、米国に帰国しようと夫婦が父親分も含めて広東省で出国手続きを取ろうとしたところ、税関職員が突然、父親のパスポートをはさみで切り刻んだ。パスポートを失効した父親は、出国できなかったという。
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