京阪電鉄5000系 知る人ぞ知る昇降式の座席(動画)

  「電車の座席が上下に昇降する?」3月下旬に京阪電鉄が、リクエストによりツイッターの公式サイトに昇降式座席の動画を乗せた。地元の人や鉄道ファンなら知っているだろう5000系の車内で撮影されたもの。昇降式座席を設置する裏には、こんな背景があった。 

京阪電車によると、5000系が登場したのは1970年。高度経済成長で京阪沿線の住宅開発が進み、混雑緩和が急務となっていた時代、乗客の降乗と停車時間を短縮するために5000系はの数を3つから5つに増やしたのだ。

扉の数を増やすと座席が減ってしまうので、5つの扉のうち2つに昇降式の座席を設置。ラッシュ時以外は扉を3つにして座席を増やす仕組みにした。

昇降式の座席は一旦降下した後、心地良い角度まで回転して固定される。

京阪電車5000系に設置された昇降式の座席は、地元の人以外、多くの人は初めて目にするのではないだろうか。座席の昇降は運行状況に合わせて行うため、実際に目撃できた人はラッキーだ。

京阪電車公式ツイッターアカウントによると、「座席上げ」「座席上げ承知」という、昇降する座席が存在する京阪電車ならではの喚呼もあるという。

京阪電車のもう一つの公式アカウント @okeihan_net にリクエストをいただきましたので、とっておきの動画をどうぞ。(たぶん)世界で唯一、座席が昇降する5000系。 pic.twitter.com/YzrdYVeU6L

— 京阪電車(電車・駅のご案内)【公式】 (@keihandensha) 2016年3月23日

(翻訳編集・山本アキ)

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