米ディズニー、中国で著作権侵害訴訟を起こす
中国国産アニメ映画「汽車人総動員」が米人気アニメ映画シリーズ「カーズ」のキャラクターを盗作しているとして、配給会社の米ディズニーは中国の関連企業3社を相手に、著作権侵害と不正競争防止法違反の訴訟を起こし、400万元(約6130万円)の損害賠償を求めている。
「汽車人総動員」の汽車を擬人化した主役「K1」「K2」は、「カーズ」第一作目と第二作目のキャラクター、ライトニング・マックィーンと、フランチェスコをコピーしているとディズニー側は主張する。
「汽車人総動員」に関しては去年7月の公開直後から、中国のインターネット上で同盗作疑惑を指摘するコメントが殺到した。今回の訴訟で被告となっているのは、制作会社の中国厦門藍火焔影視公司、配給会社の北京基点影視文化伝媒公司、ネット配給会社の上海聚力伝媒技術有限公司。
米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、北京基点公司は和解の意向を示したが、ディズニーは応じない構えだという。卓建栄・監督はロイターの取材に対し、「法律上は盗作に当たらない」と述べた。
上海市浦東新区人民法院(地裁)で21日、本訴訟の第1回口頭弁論が開かれた。
(翻訳編集・叶子)
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