新たな「爆買い」商品
日本の地方に中国人の求める意外なものが…
中国人旅行客の日本での「爆買い」はもはや一般的な光景となった。中国人が買い求めるものは日用品から高級品まで幅広いが、このところ訪日中国人旅行者の間では日本のエイジングウイスキーの人気が高まっている。彼らは大都市ではなく、意外な場所でウィスキーを入手していた。
レンタカーを借り地図を片手に、小さな町の酒屋を訪ね歩く中国人の宝探し
フィナンシャル・タイムズの6月9日の報道によると、昨年の訪日中国人旅行者数は2011年の5倍となる約500万人にも及んだ。こうした旅行者の中には大都市ではなく地方の小さな町にやってくる中国人客が増えているという。彼らはレンタカーを借り、地図を片手に地方都市で細々と営業を続けている酒屋あるいは、すでに店をたたんでしまった酒屋を訪ね歩く。目的は日本のエイジングウィスキーだ。中国に持ち帰って「灰色市場(注)」で転売すれば、大きな利ザヤを得られるのだ。
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