現代中国の「知の衰退」
「読書しない中国人」年平均で0.7冊 あるインド人の憂慮
あるインド人エンジニアによるエッセイ『読書を忘れた中国人を憂慮する』が中国のネット上で話題になっている。このエンジニアは、読書しない中国社会に、いずれその代償を支払うときがくるのではないかと憂慮しており、中国人に「することがなければ友達を誘って図書館に行こう!」と熱く呼びかけている。
以下はそのエッセイの抄訳。
私が上海行きの飛行機に乗っていた時のことだ。機内は消灯時間に入っていたが、眠らずにiPadの操作にふけっている乗客たちがいた。ほどなく私は、かれらのほぼ全員が中国人だということに大きな驚きを覚えた。もう一つ驚いたのは、彼らは一様にゲームに興じたり映画を観たりしていたが、読書をする人が皆無だったことだ。
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