権威筋「中国経済はL字型」=人民日報
中国共産党機関紙「人民日報」は5月9日、中国指導部と深い繋がりがあるとみられる「権威筋の人物」へのインタビューを掲載し、中国経済が今後も厳しい局面にあることを示した。
匿名の「権威筋」は、中国経済のトレンドは景気回復の見込みのあるU字型ではなく、V字型でもないとし、見込みのない「L字型」であると指摘。またこの「L字型」は1、2年では終わらないとの見方を示した。
同氏は「中国経済には多くのジレンマがある」、「特出している問題は、経済に下振れ圧力が強まっているにもかかわらず、実体経済は債務が急増しているというところだ」、「民営企業の投資が大幅に減少する中、不動産バブル、過剰生産、不良債権、地方債務、株式市場など等の面でリスクが増えている」と指摘した。
関連記事
中国の自動車ディーラーは経営圧力が強まっている。7割超の店舗が上半期の販売目標を達成できず、販売員の収入減や管理職給与ゼロの動きも伝えられている
中共が採算を度外視してまで輸出を支え続ける理由は、単なる利益ではない。雇用、外貨、過剰生産、そして世界市場での主導権という、政権維持にも関わる構造がある
中共当局は、深刻な信用リスクが生じたとして武漢衆邦銀行を1年間、公的管理下に置く。民営銀行への管理措置は初めてで、地域的な金融危機への波及も懸念されている
BYDの時価総額が高値から約4割下落。成長株から製造業への評価転換に加え、機関投資家の撤退や利益減少、競争激化が重なり、市場の見方は大きく変化した
今年5月、トヨタ、ホンダ、日産の自動車大手3社は、中国での販売台数がそろって大きく減少した。なかでもホンダは前年同月比で約49%減となり、3社の中で最も大きく落ち込んだ