最高人民検察院「1.7万缶の偽粉ミルクが市場に流通」
このほど違法ワクチン問題の実態が明らかになったばかりの中国で、新たに子供の健康を脅かす粉ミルクに関する事件が発覚した。
中国政府最高人民検察院は3月22日、上海警察当局が昨年9月に有名ブランドと偽って乳児用粉ミルクを製造販売したとして組織を摘発してから、今年1月8日までに、事件に関連した容疑者計7人を勾留したと同公式ウェブサイトで発表した。
発表された内容によると、容疑者らが国内で安価で品質の低い粉ミルク、または非乳児用の粉ミルクを購入・加工して缶に詰め、缶の外側に有名ブランドの商標などを付け包装して販売していた。当局の公表した情報によると、偽粉ミルクはすでに1.7万缶以上が鄭州、徐州、長沙などの都市に流通し、不法利益は200万元(約3500万円)以上だという。上海市検察院第3分院は1月15日、容疑者のうちの6人を偽商品の生産・販売の罪で逮捕し、もう一人の容疑者については証拠不十分で決定を保留した。
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