中国人外交官らレストランで乱交騒ぎ 韓国人が怒り心頭

   韓国のテレビ局JTBCは2月26日、駐韓中国人外交官ら数人がソウルの繁華街明洞(ミョンドン)の中国料理店で集団乱交騒ぎを起こし、周囲の客から猛烈な抗議を受けた後も1時間以上にわたり行為を続けたことを報じた。

報道によると、騒動を起こしたのは駐韓中国人外交官を含む男女十数人の一行。同23日夜、ごく一般的な中国料理店で食事中に、公衆の面前で女性が男性の膝の上に乗ったり、奇声を発するなど複数の男女が淫らな行為をはじめた。店内には当時、女子高生や児童を含むほかにも三十数人の食事客がおり、目撃者は「傍若無人な態度」、「トイレに籠ったカップルもおり、そこから時折変な声が聞こえてきた」などと彼らの様子を語った。

見かねた店内の客から抗議の声があがり、双方の間で一時言い争いとなり、対応に苦慮した店側が一行の席を変えたが、その後も一行の破廉恥な行為は1時間ほど続いたという。

同局は、一行のうち3人は現職の駐韓中国人外交官だったことが確認されたとして、中国大使館に対し説明を求めたが返答はないと報じている。

韓国では中国の外交官たちの違法行為がたびたび報じられている。2006年、酒気帯び運転の疑いがもたれた中国大使館職員がアルコール検査に応じず、8時間半あまり現場で警察官と対峙した。08年4月には、中国人外交官が飲酒運転を取り締まる警察のアルコール検査を拒否し、横暴な態度を取り続けて結局釈放された。同年5月には、韓国の光州で飲酒運転による交通事故を起こした馬石棉駐韓領事が、事故の調査に当たった警察官に暴行を加えるという事件が起きた。

中国共産党の幹部の間で汚職、乱交、薬物、賭博などが深刻な問題となっている。今回の集団乱交は公衆の面前で臆面もなく行われたこともあって、韓国のインターネット上でも大きく取り上げられている。一部のコメントを拾った。

「こんなゴミみたいなやつらが本当に外交官か? つける薬がないとはこのことだな。悪事が山ほど出てくるぞ」

「外交特権をはく奪すべきだ」

「中国料理店は警察に通報したほうが良かった。これは犯罪だ」

「中国人官僚の無知と軽薄さがどんどんひどくなって、傲慢な本性がバレバレだ」

(翻訳編集・桜井信一)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。