9日未明の大規模騒動の現場 (香港大紀元)

香港の大規模衝突 裏に習江両派の攻防戦

 9日未明香港で起きたデモ隊と警官隊との大規模な衝突に関して、習近平国家主席は駐香港部隊などに対し、「勝手な行動をとってはならない」と武力介入を厳禁する命令を出していた。米国の中国ニュースサイト「博聞社」が中国最高指導部に近い消息筋からの情報として報じた。

香港の梁振英行政長官は発生当日の記者会見で今回の衝突を「暴動」と断定した。中国外交部報道官は11日の記者会見で長官の暴動説を支持し、「香港の独立を求める一部の過激な組織が中心となって引き起こした」「香港政府の対応を支持する」と発言した。

衝突の発端は違法営業の屋台の撤去をめぐり反発した屋台関係者らデモ隊が物を燃やし、警察車両を破壊、警官に投石、負傷して倒れた警官を取り囲んで殴るなどしたため、警察は催涙スプレーを使用、また数発の威嚇射撃を行うなど大規模な衝突へと発展した。警官約90人と記者5人が負傷、61人以上が逮捕されそのうち37人が11日、暴動を起こした罪などで起訴された。

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