食肉を検査する北京健康監督研究所の職員 (Getty Images)

2015年有毒食品・薬品事件ワースト10 中国当局が発表

中国の食品安全問題は従来から関心の高いテーマであり、このほど中国公安部が2015年に起きた有害食品・薬品十大事件を発表した。中国メディアが報じた。

1.危険小麦粉事件

陝西省渭南市の製粉会社の多くが、小麦粉の収率を上げるために粉に過量の化学物質・過酸化ベンゾイルを添加して販売し、製品はすでに国内各地に流通していたことが発覚した。小麦粉の熟成期間を短縮させ、粉を漂白するなどの作用がある過酸化ベンゾイルについて、日本の法律では食品への基準値以内の添加は認められている。ただ含量が高くなると爆発する危険性があり、消防法では危険物に指定されている。

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