下げが止まらない中国株価(ChinaFotoPress/Getty Images)

政府不信で上海総合続落、前日比2.56%安で取引開始

13日に3000ポイントの大台を割り込んだ中国株式市場主要株価指数の上海総合は14日現地時間9時半、前日比2.56%安の2874.05ポイントで取引を開始した。深セン成分指数は同3.01%安の9678.22ポイント、中国創業板指数は同3.33%安の1991.23ポイントで取引を開始した。国内経済情勢と政府の管理能力への投資家懸念が依然根深いとみられる。

13日、投資家心理的節目である3000ポイント台を割り込んだことを受け、中国証券管理監督員会(中証監)は市場の混乱を縮小するため、投資家の懸念要因の一つである新規株式公開(IPO)の現行の許可制から登録制への移行について、「段階的に移行していくため」、資金需要悪化の原因になる「IPOの急増にはつながらない」と慌てて表明した。

また、上海と深セン両証券取引所は同日、企業の大株主による大量な株式売却への監視強化措置を発表した。市場の正常な取引秩序をかく乱する行為をすべて取り締まる方針を示した。

(翻訳編集・張哲)

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