中国主要大都市 土地・住宅の価格急騰

不動産バブルの懸念が高まっている中国。11月、北京市近郊の朝陽区の一画が、33億元(約627億円)という超高値で売買成立した。中国の不動産業界筋によると、現在北京や上海などの主要な大都市では土地の販売件数が急増、同一地域の土地が中古マンションの価格より高いという異常な現象が起きている。ただし、これは大都市のみで、中小都市の不動産市場はむしろ不景気と言える。

ロイター通信の報道によると、今回売りに出された土地は4万1964平米で、床総面積11万7498平米の大型マンションを建てられる広さだ。

ディベロッパーは、中国保利(Poly)房地産集団股份有限公司と北京首都開発股份有限公司の2社。報道によると、専門家は諸コストに基づいて試算したマンションの最低分譲価格は1平米当たり10万元(約190万円、627万円/坪)で、付近のマンションの分譲価格に約3倍に相当する。

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